夜更かしするとたまに思うこと

夜更かしすると、言いようのない不安に襲われることがたまにある。

それは年々大きくなって来るようで、それでも閉塞感とともに眠りにつくと、翌朝にはすっかりなくなっている。

 

過去を振り返って、今まで自分は何を成してきたのだろうと考えてみたり、未来をぼんやりと思い浮かべて、これから自分は何を成せるのだろうと考えてみたり。

不安が年々大きくなるのは、周りの人達が何かを成しているのが目に見えてきているからだと思う。

人と比べて自分がどうとか考えるのは、あまり意味がないことだと自分でも思うけど、それでも頭に浮かんでくる。

 

不安をかき消すように働けば、口に糊する暮らしはできる。

自分が何をしたいのかは見えているつもりではあるけど、それも不安を拭うために、なんとか捻り出したものなのではないかという堂々巡りに陥る。

 

思うに、自分は人に必要とされたいだけなのかもしれない。

死ぬまでに誰かひとりでも、命を救うことができたらいいと、昔思っていたことがある。

命を救うことができれば、それはその人に必要とされたということでもあり、それは自分の存在意義にもつながるから。

人の役に立ちたいという立派な志ではなく、あくまで自分のためであるというもの。

これはあまりみっともない考えだとは思わない。少し情けない考えだとは思わなくはないけど、それでも自分の人生は自分が主人公なので。

 

ある種の承認欲求のようなものが、自分の不安の根源であり、行動基準のひとつにもなっているのかもしれない。

人に必要とされているかどうかは自分には見えにくいものだし、そもそもそれを自認できるようなら、十分に自己肯定感は高い。

それを満たすものは充実した暮らしなのか、仕事で得られる金銭や名声なのか、あるいは愛情なのか。どれも違うようだし、どれも手にしていないので違うとも言えない。

 

唯ぼんやりとした不安というのは、こんなものを指すのかなと思いながら、ふと思うままに書いてみた。

眠い頭だし、乱文もいいところだと思うけど、後で読み返してみると発見もあるかもしれないので、雑に残しておく。