Nevertheless

一年は、無職に始まり無職に終わる

 

6月に社会復帰して半年経ったわけだけど、この度めでたく無職に舞い戻った。

別に、仕事がしんどいとか周りの人と合わないとか朝起きるのがつらいとかがあったわけではない。嘘です朝起きるのはつらいです

まあ詳しく書くのもアレだけど、同居してる祖父の介護の関係。

 

あまり病状がよろしくなく、徘徊してしまう危険性とかもあるような状況。普通なら、施設に入ってもらうというのが、合理的な決断だと思う。

でもまあ、残された時間が少ない中で、できる限り本人の希望を叶えてあげたいという思いが個人的にはあって。

施設に入れられる、ということを本人がどう受け止めるかはなんとも言えないけど、家族に見捨てられたと受け取ることは、十分に考えられる。

 

そんなわけで、1月末まで猶予をもらって、自宅で様子を見ることになった。

日中誰もいない時間があるので、自分が自宅にいて、何かあった時に動けるようにしておく。

徘徊するおそれがなくなったらそのまま自宅にいればいいし、もし変わらないようであれば、改めて施設に入ることを検討すればいい。

難しい問題ではあるけど、実際のところ1月末まで生きられるか、というところまで踏まえて考えると、これが一番いい方法かな、と行き着いた。

 

休職という道もあったけど、繁忙期ということもあり、案の定会社とは折り合いがつかず、退職になった。

あまり外から見て受け入れられる考えではないとも思うし、こればかりは仕方ない。

もう少しだけ複雑な、家族の関係的なアレコレがあったりするのだけど、全てを伝えるのは難しいし、全てを理解してもらうのも、同様に難しい。

まあ、会社からすると自分がわがままを言っているだけなので、むしろ迷惑をかけて申し訳ないの気持ちが大きい。

実際、生活リズムが崩れて休んだ日もあったので。

 

それでも、自分にとって大切なものを考えるとこの結論に行き着くので、後悔はあんまりしていない。

短い期間なりに、仕事でやりたいことがもう少し明確になったし、前の記事に書いたチョコレートの会社も折よく求人を出していたので、割と前向きな気持ちで転職活動できている。

 

・・・と思ったらチョコレートの会社はあっさり書類で落ちたのでかなしい!!!!!!!!!

まあ、なんとかしてなんとか生きていこうと思うので、暇な時にこいつの転職成功を祈ってやってください。お祈り、不吉では?

 

 

 

と、ここまでこの前書いていたのだけど、改めて上司と直接面談したら、1月中は在宅勤務して、2月から出社という形を提示された。

能力を買ってもらえてるとのことなので、単純にありがたい話である。

不義理はできるだけ働きたくないし、「キャリアに傷をつけないように」とまで言ってもらえたので、このまま現職を続けようと思う。

 

と、思っていたのだけど、チョコレートの会社から再びメールが来て面談することに。

転職サイトから応募したら落ちたのだけど、応募した後に一応送っておいたメールに、パトスがほとばしる文章を書き連ねたら、それが目に留まったらしい。

応募した経理は難しいらしいけど、いったん面談で話してみませんか、とのこと。自分としては、一番可能性がありそうなのが経理だったから応募したので、携われるならなんでもいい。

 

てなわけで、二転三転した年末、現職は続ける方向で進めつつ、うっかりチョコレートの会社から内定が出たら、来年から京都勢になることになりそう。現職にはせめて、状況を正直に話して、辞める可能性があることを伝えたうえで。

相変わらずあてのない人生だけど、身軽さだけが取り柄で生きてきたので、今後も自分が行きたいと思った方向にはすぐに行けるように、心がけていきたいと思いなおした年末なのでした。